お久しぶりです。

     

大学時代あまりエスニック料理にそれほど興味のなかった僕を目覚めさせてくれた男がいて、彼とは自動車の教習所で知り合い、大学は同じだけれど学部が違ってキャンパスも別でそれでも住んでるところが近所だったのでたまに飯を食いに行くような仲になった。一人で大阪中を食べ歩きするようなグルメなやつでオシャレで人当たりもよいのにとびっきり理想が高いのか奥手なのか「あのフレンチにいつか行きたいんだよな」とため息をついてから「野郎と行くならあれしかねえなあ」とよくカレーに誘われた。正直当時も今もタンドリーとかサモサのおいしさはよく分からないがカレーとナンは叩き込まれ、行く店にハズレがなかった。卒業して引越してからは何となく疎遠になってしまってケータイもよくなくすのでもう連絡もつかないが失って初めて知るのは己のカレーの無知。ついていくだけ、オーダーもお任せというスタイルはその瞬間は満足するがどうやらまともな記憶としては残らず、旨い店を見つける嗅覚も発達しないらしい。

しかしそれでは困る理由があって、2008年僕はインドに行く。勝手に行けって感じなんだけどこれもまたカレーの彼と因果があってカレーを食いながら必ず「インドは30歳を超えてから行くところ」と局所的に盛り上がった。「20歳そこそこのガキに何が分かるんだ」とか「ある程度人生の酸いも甘いもなめてから」とか「でもまだまだ体力のある時に」など、レストランの壁に飾られたサイババのポートレイト越しにほぼ妄想の域にあるインド像を浮かべながらその点だけは強く共感していた。あの頃はまだ先と考えていたことがもう目の前にあることに最近気付き、どうせここまで引っ張ったんだから1年かけてインドナイズしていこうと。

ということで近所のインド料理レストランを1軒。茅ヶ崎といっても藤沢との境にあり134号を走れば15分とかからない。ちょっと大きめの一軒家の一階をレストランにしましたという店内はシンプル、言い換えれば殺風景。ただその分テーブルにかなり余裕があり、ほぼ完全分煙というのは香りの貴重な料理にとってはグッド。値段もリーズナブルでカレーの種類も都内の店と比べて遜色なし。何と言っても目玉はナン。生地は天然酵母を使って釜は炭火、ちょうど釜のあるところがオープンキッチンになってて焼くところが覗けるんだけど時間はほんの僅か、ボッコボコに膨らんで外はバリバリ中はモッチリ、絶対に2枚はいきたい。肝心のカレーは辛さは細かく注文可、ちょっと意外だったのはキーマのバターもカレーは全てサラサラタイプ。ケチって水っぽいとかではなく味はしっかりしてるからこれはシェフの出身地等地域的な特色なのか、好みとしてはナンにつけやすいからもう少し粘りがあってもいいと思う。それでも鎌倉、藤沢、茅ヶ崎を調査した結果、レギュラーに行きたい店は間違いなくここ。

メノンズ
茅ヶ崎市常磐町6-54
0467-88-6780




姉貴夫婦が上京してきて一泊で奈良に戻るのもあれだと言うのでウチに泊まって鎌倉をぶらつくことになった。事前においしいイタリアンを食いたいというリクエストがあり、ただ一歳になる甥っ子がいても平気という無理目な要望。個人的にファミレスならともかくいわゆるレストランで子供が泣いたり走り回ったり奇声を上げて何食わぬ顔をしている親には「どうにかしろ」と誰かが言ってあげるべきだと思うし、給食代を踏み倒す時代になってしまったので店側にも「未就学児入店禁止」を謳って多いに結構と思う。ただ弁当も作り始め自炊率がほぼ100%になっている身にとってどうせ外食するならおいしいところという我がままが抑えられず店に確認してオーケーならと稲村ケ崎の人気店LONDINOに当たってみる。基本的に断っているけど事前に連絡のあるお客はオッケーという微妙な回答、ガキに例外はあまりないので基本的にダメなら諦める。

さあどこにしようと考えていてLA PORTAを思い出す。覚園寺に行く時に常に気になっていたし評判もいい、Tavernaということなのでレストランほど気張らず谷間という場所が場所だけに夜は人が少なそうで子供もオッケーかもな期待で電話をすると快諾。駐車場もあるので車でも行ける。

メシ系のことはすぐに書かないと細かい事を思い出せずメニューも書けないのが残念なところ。とにかく岩ガキもマリネもパスタもグリルも煮込みも全部おいしく、盛りつけが繊細で味が優しいのが全品に共通。最後にキリッとしたコーヒーが飲めればとかく高くつく鎌倉にあっていいものがちゃんと食べれるレストランだと思う。味もさることながらフル手作りと思う店内は居心地が本当に良く1歳の子供がいながら2時間半くらいあっという間に過ぎた。”隠れ家”的という評判はまさにその通りで姉貴夫婦は来年もよろしくとのこと。

LA PORTA
鎌倉市二階堂411-2
0467-24-3699 
11:30〜14:30 18:00〜21:00 



上野。上京してしばらく会社の寮が関東随一のガラ悪電車常磐線沿線だったためにターミナルとして利用していた思い出深い駅。あの上野駅に到着した際のプラットホームに響き渡る「うえーのー、うえーのー」という声に知るはずもない集団就職列車のノスタルジーさえ感じるとにかく古臭い駅。その印象で勝手に上野というエリアにまで烙印を押していたけれどこの前国立博物館に行ったついでにぶらりと歩いて芸大のある界隈や蓮で埋め尽くされた不忍池の風情に関東大震災前までは新宿〜渋谷〜品川あたりではなくここらへんが東京という街の中心だったことを感じる余裕がやっとできた。手っ取り早く安く飲みたかったので、そしてとにかく腹ペコだったからメシもそこそこなところをサクッと検索してドイツビアハウスのホッペル・ポッペルで引っ掛けることにした。

ワールドカップもイマイチな盛り上がりで終わったし、普段発泡酒ばかりだからちょいと濃いめのドイツビールを飲みたくて入ったこの店、大阪の新地を10倍くらい下品にしたような界隈の雑居ビルの地下一階という立地は少々引くがその印象とは裏腹に中々良かった。生ビールがレーベンブロイ、ケストリッツアー・シュバルツ、エルディンガーヴァイスビア(ドイツ)、ヒューガルデン・ホワイト、べリュビュークリーク(ベルギー)、バス・ぺールエール(イギリス)、あと高いけどボトルなら30種類。ビールはとにかく最初の方しか味が分からないから初めの2、3杯は高いビールであとはレーベンブロイで良し、久しぶりの本場ビールは旨かったあ。そしてバースタイルでありながらこの店フードが充実していて上野という土地柄も影響してか、そして特段おいしくはないドイツ料理の宿命をカバーするべくなのかボリュームがすごい。店の名前にもなっているホッペル・ポッペル(煮えたぎるオムレツ)なんて一人前のメシ程度もあるしオニオンフライに至っては沼津あたりのジャンボかき揚げ相当。ソーセージ、ピザ(もちろんビスマルク)、パスタのバリエーションも豊富、味の方はそこはやっぱりジャガイモとキャベツばかりかっ食らってるドイツ料理に期待するのに無理があって、でも決してますいのではなく要するにジャンクフードとして捉えていれば満足できる。

量が多いのと店がうるさいので大人数で使うにはとてもパフォーマンスの高いビアハウス。

Beer House Hoppel Poppel
台東区上野2-10-7 かきくけこビルB1
17:00〜23:30(L.O.22:30)
03-3832-5607



大阪から友達が夫婦で遊びに来てて鎌倉散策。大仏坂から銭洗弁天を抜ける山道、ひどいぬかるみを歩いて散策と言う程生ぬるいものではなく悪い事をしたな、とは微塵にも思ってません、それが鎌倉です。で散々歩いたので甘いものが食べたくなり甘味処を探す。

1軒目 みのわ
銭洗弁天に行く途中。くずきりで有名な店。席が空くまで並んでいたら店においてあった雑誌に”もっとおいしそうな”店を見つけ、退場。
ー鎌倉市佐助2-6-1
ー0467(22)0341
ー10:00〜17:30(月火休み)


2軒目 ことのは
鶴岡八幡宮西側自動車お祓い所の前あたり横道に入る。白玉、あんこ、黒蜜、寒天全て手作り。お盆だというのにまさかの休み。
ー雪ノ下2-5−13
ー0467−24−8435
ー12:00〜日没(火休み)

3軒目 無心庵
江ノ電「和田塚」駅前。僕らはいくつの山を越えいくつの谷を渡ってきたのだろう。あと30分早ければ、、、閉店。多分ここが一番雰囲気は良さげ。 
ー鎌倉市由比ガ浜3-2-13
ー0467-23-0850
ー10:00〜17:00(水木休み)

結論 ビールがいつもよりほんのちょっと苦かった。



三浦半島の西側には必ずプライベートビーチ的な入江状態の砂浜があるという勝手な確信がありそれを実証する為に陸側からのアプローチを試みるも靴を揃えて置きたくなるような絶壁だったり日本海方面の荒磯だったりとやはり海側から攻めないと中々桃源郷の発見までは道のりが遠い。それでもいい、なぜなら大陸南欧系の趣さえ感じる果てしなく広がるスイカ畑を南に下ればおいしいマグロが食べれるから。

渋滞に巻き込まれて油壺あたりで手を打っても確かにおいしいけれどあと数キロなんだから三崎港まで行くべき。魚が好きとか言っておきながらマグロってそんなにおいしかったっけ?っていうのが実感で高い鮨屋のマグロやトロは旨いけど何か値段と味がイマイチ折り合ってなく釣ったばっかのアジの方が旨くね?って感じだったけどここでマグロを食べるようになってKing of Fishと納得。要するに肉を食べなかった頃の日本人にとってマグロというのは魚でありながら本能的に求めていた動物の肉の代用であったわけで、それでいて臭くない血、アッサリした脂が舌にもマッチしたんだろう。で、三崎のマグロがおいしい理由は単純に新鮮、切り身が分厚いこと。新鮮だから丸々一本色んな料理に使えて飽きない、そして大事なのがこれだけ食ってこの値段?というCP。本マグロじゃないんだから別にレアな食材でもなく、大トロ一貫2,000円という足下を見るような鮨屋の奢りはここでは通用しない。ただ覚悟がいるのは2点、ここでマグロを食べるとスーパーで買ったり都会の鮨屋でマグロを食べなくなる。あとマグロ以外の魚を期待しないこと。

三崎という港町は本当に可愛くて港の背後にすぐ迫る小ぶりの山、そこを抜ける曲がりくねった道、小人が住んでいるのかしらと思う程の小さな、それでいて宮大工がしっかり作り込んだ古い家など腹一杯に食べた後にブラっと歩くのにも丁度いい。



毎年のように実家経由でばあちゃんから鰹節とちりめん干しが送られてきた。このタイミングは雑煮に取るカツオだしのため。カレーライスとか味噌汁のように家それぞれの味があって絶対的にこれがおいしいというものではなく慣れ親しんだ味だから一番おいしいとというジャンルに雑煮もあってどんな不遇な正月であろうともその味に回帰してようやく1年の始まりというのを実感できる。

ばあちゃんとじいちゃんの昔の家は静岡の相良という御前崎の手前あたりの海沿いにあって駄菓子屋をやっていた。駄菓子だけでなくかき氷や焼きそばも奥の土間でやっていて夏休みや冬休みに遊びに行くといつも繁盛で「8時だよ全員集合」の公開収録の時には志村や加藤が食べにきたことを自慢してた。お正月もその家で過ごすことが多くばあちゃんの作る雑煮は超ワイルドで鮮やかな鞠の形をした麩が浮かぶこともなく梅の花を型どった人参がのることもなく目に入るのはお椀にこんもりと盛られて頂上辺りが湯気にフワフラと揺れる鰹節の山。関東のすまし汁みたいな雑煮を食べ慣れてる人にとっては「何これ?」っていう代物なんだろうけど全然エグミがなく、磯というより漁港の匂いを凝縮したような味、ダシ汁に触れてとろろのようになった鰹節がおいしくて何杯もおかわりしてたこと(おかわりするにつれて餅が溶けてきたとろみのある雑煮が本命)を覚えている。

駄菓子屋を辞めてしまって海の遠くに引っ越してからはすっかり足が遠のいてしまったけれどあの雑煮が食べたいというワガママのためにわざわざ海の方に出てはこの藤田商店の鰹節とちりめん干しを送ってきてくれる。炊きたてのご飯にこのちりめんと鰹節をのせて醤油をかけるのが朝ご飯の定番だったりしてこれが残っているうちは小学生の頃に戻ったような気がする。でも自分で作る雑煮はどうも味が足らなくて、、、生きてるうちに伝授してもらわねば。

藤田商店
静岡県牧之原市相良252-15
Tel:0548-52-0562



餃子の街、宇都宮。焼き餃子宇都宮発祥説には神戸、横浜あたりからの異論があるようで公式には”餃子消費量日本一”とか”酒のあてではなく総菜として定着した”地域として知られる。実際のところ仙台の牛タンとは比べ物にならない程に街の風景として溶け込んでいて観光客よりジモティの占める割合が高く、餃子とライスをがっつくオヤジや大量にテイクアウトしていく買い物帰りの主婦の姿も多い。ニラの生産量も日本一でどっちが鶏か卵なのかはよく分からないものの餃子に関するムックがコンビニに置いてあったりととにかく本気で餃子を愛する土地柄らしい。

じゃあ味の方は?ということで3軒ハシゴをしてみた。


ということで個人的には世界楼がダントツ。でも3軒しか行ってないのでひけをとらない店がまだたくさんありそうで”宇都宮に行ったら餃子”という流れは納得。ビールがうまい!それが大事。

参考:宇都宮餃子会



どこかしら引っ越して最初にやらなくてはいけないことはコーヒー屋を探すこと。喫茶店でもいいけれどとにかくいい豆が買える店はディスカウント酒屋とひけをとらず渇ききった日常を潤すためにマスト。

探すときのポイントは以下。
1) そこで焙煎しているか
豆に火を通した瞬間から急激な酸化が始まるので”煎り立て”は必要条件。どうせ家で保存するからといってもスタートは遅いにこしたことはない。フランチャイズとか小売りの店の場合、缶から缶へ、また瓶へという具合に酸素だけでなく店頭に並ぶまでに幾度となく光と温度にさらされることになる。

2)ミニマム100グラムで買えるか
最近は普通になったけどそれでも「お客さん100じゃ商売にならねえよ」と200グラムからしか売らないいけずな店がまだある。冷凍庫で密閉保存してもせいぜい一週間の寿命、常にベストなコーヒーを飲んで欲しいというコーヒーに取り憑かれたような店は10グラム単位の注文も惜しまない。

3)ブレンドの種類
コロンビアがうまい、マンデリンがうまいと言ってもそれ100%で本当においしいコーヒーなのかは甚だ疑問(意見が別れるところだけど)。コーヒー屋の醍醐味は無限の組み合わせからなるブレンドでメインビーンのパフォーマンスをどれだけ引き出すかにあるはずなのでハウスブレンドだけじゃなく基本的にブレンド、注文があればピュアビーンズという売り方にマイスターらしさを感じる。

この近辺で見つけた一軒は「かたせ工房」。江の電江ノ島駅から鎌倉方面へ歩いて数分、龍口寺と線路を挟んだ小さな店。上からライトで下に向かってダークローストと並んだ瓶にはイラストと一緒に手書きの札がついていて大半の瓶には”本日煎りたて”の付箋もついている。ちょっとした観光地界隈なのに値段も普通より安く、ブレンドはどれも絶妙。今のところコンスタンスに買い続けているのはやっぱりハウスブレンド。





友達ともつ鍋を食べに中目黒の鳥小屋に行く。さすがに暖かくなってきて当日の予約でも間に合うようになった。メインのもつ鍋は予想していたより全然あっさりしていてプルンプルンのもつの歯応えがいい。一言つけるなら野菜がもうちょっと欲しいところ。居酒屋というだけあってサイドメニューも頑張っていて明太卵焼き、手羽餃子がおいしい、特に手羽餃子って初めてだったけどあれは絶対に流行る。店の雰囲気もユニークでガード下の不衛生っぽさはさることながら壁中に貼られたサイン色紙やら名刺やら年代物の雑誌の切り抜きが賑やかでBGMは80年代アイドル限定。慣れというものは怖いもので、最初の違和感が酔いが回るに連れて心地よさに変わって行ってしまうのはギリギリあのバブリーな時代の洗礼を受けた世代の宿命かと。中々空気に馴染めない人も多分永遠に80年代を引きずっている名物店長がリードしていってくれるでしょう。




九州はうまいものがたくさんあって博多にはそれが一同に集まる、しかも安いんだから博多出張を喜ぶ人が多いのも分かるし店も多い。ギリギリまで遊べるのも博多駅から地下鉄で5分という世界一のお気軽アクセスを誇る空港で地方都市のお手本になるような街だと思う。今回は時間が全然なかったけど「博多来て旨かもん食わんといっちょう損とよ」ということなので博多駅前のラーメン屋を探す。駅の本屋に山積みされているガイドブックをパッパッと走り読みして「ぴかいち」に決定。鶏ガラとトンコツの合わせスープに野菜がメインのワンタンと小ぶりのジューシーチャーシューが乗った特製ワンタンチャーシュー麺に。博多のラーメン屋はスープに脂をギットリと浮かせるような気持ちの悪い事はまずしないからアッサリ好みの人にとっては安心、しらすごはんとも良く合う。そして博多で忘れていけないのは辛し高菜、唐辛子を加えてごま油で炒めた高菜漬けでよく勝手にどうぞとテーブルの上にドンッと置かれている。そのままでよし、ラーメンに入れてよし、お茶漬けに入れてもよしな優れもので辛いもの好きにはピシャリと来る味。っていうか韓国?くらいノリ良く近所の味を受け入れるところにこの地方の食に対するどん欲さが伺える。写真はお土産用パック(500円)、これと豚肉でチャーハンを作ってもおいしい。

元祖ぴかいち
博多区博多駅前3-9-5チサンマンション博多1F
092-441-3611



東京でスペイン料理を食べるならということで今週接待に使った一軒。フジモリといったらスペイン人でさえ「ペルー飯か?」と問いただす紛らわしさだけど「スペインを運んできました」という看板文句通り一歩店内に入るとスペインのレストランそのもの。オレンジのスペイン瓦、タイル、窓、テーブル、灰皿一つ全てスペインから輸入されたもの、もちろん生ハムのたくさんぶら下がってます。

疲労と酔いから何を食べたか既にうる覚え、3,700円のコースだと大体以下、
魚介類のマリネ、スペイン産チョリソ、ムール貝のシェリー酒蒸し、エスカルゴのオリーブオイル煮、ウズラ鶏の網焼き、魚介のパエージャ、木いちごのシャーベット、食後酒のアニス、コーヒー。

この店とにかく品数が多い。スペイン料理というのはおいしいものは抜群に旨いのだがその一皿に出会える確率は割と低いのでここの”数打ちゃ戦略”は中々いい。今回の中ではウズラ鶏が新鮮で身と骨がスルリと抜けるほどジューシー、そして味付けはシンプルにハーブと岩塩で素材の持ち味を引き出していた。ちょっと残念なのはパエージャ、コースメニューだから断言は出来ないがエビなり貝をもっとガッツリ入れないとあの滋味は出ない。オーナー曰く可能な限りスペインから食材を輸入しているというだけあって現地の味にかなり近くパエージャ以外は同伴のスペイン人も納得。

お勧めのワイン、PESQUERA(ペスケーラ)は最近人気のため数ヶ月は入荷未定とのこと。

CASA DE FUJIMORI
品川区上大崎2-16-3 羽山ビル1F
03-5420-5328



久しぶりに会う友達がいたので日曜の夜に都内まで出ることに。冬だし鍋がいいなと思って最近流行りなもつ鍋に行くことに。もつ鍋と言っても鶴橋あたりの土手系ではなく博多風が今熱いらしい。違いは鍋に山盛りにされるキャベツ、ニラ、ニンニク、唐辛子のようでコクがありながらもたつかずガンガンいける、脂っこさが焼酎に超マッチするということらしい。

まずは 蟻月@恵比寿。念のため電話するとずーと話し中。30分かそこらでやっと出たと思うと。「二週間先まで予約入ってます」とのこと。真鍋かおり嬢の週一蟻月発言効果により大盛況。2週間後に食いたいものがもつ鍋だと確信できる度胸に感心しながら中目黒に移動。

老舗の 鳥小屋@中目黒、東横線のガード下。頭上を走る電車の音がやかましいなか引き戸をあけると、「お名前よろしいでしょうか?」と。席も空きがあったので「予約してないけど結構待ちます?」と聞くと4時間後なら用意できるらしい。ついでに近所の支店も5時間待ち。すごいね、東京って、、、

諦めた。ここの界隈で今ブームとなっている、と言うか別名の何店舗かを持っているオーナーがあらゆるコネを駆使して”流行らそうとしている”ジンギスカンに落ち着く。ジンギスカンはそれなりにおいしかったのだけれどこればっかりは牧場で食べないと雰囲気ないわ、、、Jazzyにマトンは食べれません。って言うかいつの間にジャズと相田みつを風のメニューブックが日本の居酒屋のスタンダードになったのでしょうか?



今更な鶴岡八幡宮への初詣の帰りに寄ったタイ料理レストラン、ニューサラタイ。

伊勢崎町〜長者町というフーゾク街にあり、あまり知られていないが横浜でこの界隈はエスニック料理、食材の密集地帯。フーゾクとエスニックは切っても切れない関係にあり要はフーゾクで働いているオネエチャンの台所なんです、やっぱ港町っていいね。

割と前の業種の内装を色濃く残し気味なタイ人オーナーの気質に漏れず、この店の内装は思いっきりキャバレーで、木彫りの象とか水槽のナマズといった装飾が浮きまくりで、店のあちこちに貼ってある「タイ王国商務省認定レストラン」のステッカーは建国以来の独立を守り抜くタイ王国の寛容さを感じさせる。

注文したものは以下、
トムヤム・ポォテエイ(タイ風海鮮スープ)
パット・タイクン(タイ風エビの焼そば)
カームーパッロー(豚足のタイ風ソースかけ)
プーパッポン・カリー(カニと卵のタイカレー)
プラサリ・イットォー(タイ川魚のフライ)

スープはタイ定番のHot&Sour具だくさんで文句なし。焼そばは日本だと意図的に消され気味な現地のエスニック臭を忠実に再現していてハマる。豚足は予想通りで、カレーはちょっと作りが雑だったけど合格点。そして川魚。これは去年バンコクに行った時にチャオプラヤ川沿いにバケツで売られているのを見て、ピラニアのような姿、どす黒い色と激臭から現地でパスしたことを後悔していた一品。揚げると臭いも特になくただの食べにくい魚だった。骨も皮もバリバリいくものだと思って食っていたら「身だけこそげて食べてください」とのこと。

メニューはこれまで行ったタイレストランの中でダントツに多い。ただ一皿の量がかなりあるので最低4人でいけば効率よく色々と楽しめそう。終始店内に自分達しかいなかったこと、何より忙しそうにフーゾク店への出前に追われていたことから慣れていない日本人向けには辛さを抑えめに調理するので、「タイ並みにしてください」と一言添えるのを忘れずに。

タイレストラン ニューサラタイ
横浜市中区長者町6-98 金子ビル1F
045-252-7367



こんなとこにこんな本格イタリアンがあるの?という感じのピッツェリア。本格的な石釜で焼くだけにピッツェリアと称しているけど料理のグレードと雰囲気はリストランテ並み。5500円のコースは前菜、ピッツア、パスタ、メイン、チーズ、デザート、コーヒー。あんまり腹が減ってないとメインにたどり着く前にフルになるくらいのボリューム。前菜はパルマハム、レバーのオリーブ漬け、ナスのトマトソース、トルティーリャ、アンチョビの野菜和えが一皿に。自慢のピッツアは直径20センチ強と小振りながら真ん中はモッチモチ、外側はクリスピーで文句のつけようがなし。ピッツアだけ4枚くらい食べに行くのも全然あり。一番旨いと聞いていたパスタはポルチーニ茸のトマトソースは言う程までには及ばず。コースだとピッツアとパスタの種類を選べないのが残念。誰がどう頑張ってもトマトソースはイタリアには勝てないからシーフード系を選びたかった。メインは色々なものを食べてもらいたいとう店の意向でスズキの香草焼きと日向鶏と黒豚ソーセージのクリーム煮。おいしいんだけどワインを飲むならメインは一品をガッツリいきたい気分。

コースについてはちょっと小言を言ってるけど渋谷界隈では抜群の店。かなり値打ちだからコースにしたけどアラカルトならかなりのものを食べさせてくれる。レストランって味もさることながら接客で左右されるところが大きく、そういう意味でこの店のポイントは高い。「若い人にも本格的なイタリアンを手頃な値段で」という思いがひしひしと伝わってくるくらいウェイターの腰が誰に対しても低くて丁寧でどんな些細なアドバイスも厭わない勢い。数千円もするキノコのスープをガチャンッと置いていく有名店なんかがふんぞり返っているような東京で4時間も居座っている客に帰る寸前までチャッキリコマコマと気を利かせてくれて清々しい気分になる。

場所の意外性からか予約なしで入れる客の入りが個人的には丁度いいんだけど、もっと繁盛してもいいと思う。(自称イタリア通2名の保障付き)

リストランテ・ピッツェリア
Testa Matta
(テスタ・マッタ=直訳「きちがい」)
渋谷区道玄坂2-6-1 岩崎ビル3F
(渋谷109の道玄坂を挟んだエクセルシオールカフェの上)
Tel:03-3461-0160



近所にあって欲しいコンビニは?と聞かれたらミニストップと答えると思う。理由はここのファストフード。コンビののファストフードって肉まんとおでんがスタンダード、これ以外は維持管理、加工、回転率の非効率性が忌まれてせいぜいampmのようにレトルトが限界。フランクフルトや唐揚げのようなジャンクも一応あることはあるけど縁日の屋台レベル。そんな画一的なコンビニ業界でありながら規模の勝負にはとっくにタオルを投げ、地味にジャンクフードにひたむきな情熱を注ぐミニストップは輝いている。

ソフトクリームが有名だけど他にも隠れた逸品がレジの裏に隠されていることはあまり知られていない。今お勧めなのがナチュラルブレッドサンド。コンビニのサンドイッチはまずい。高級路線で中身を豪華にしたりブラウンブレッドで挟んだりしても冷蔵庫でああいう売り方をする以上はクスリ臭いし第一に冷たい。おにぎりと比べそんな冷めた扱いをされているサンドイッチに目をつける。ちゃんとパンがおいしいサンドイッチを作るためにデンマークから全粒粉ブレッドを調達。味が落ちることを理由に中々供給をOKしないデンマークのパン屋に現地冷凍工場まで新設し在日デンマーク大使にお墨付けをもらうという力の入れよう。ちゃんと三角なパンは小麦っぽさが全開で表面には香ばしいオートフレークがたっぷり。パン勝負だけに挟まれるものの味付けが薄くマヨネーズでごまかすようなことはしない。注文するならポテトとセットで、このポテトがいちいちおいしい。ジャンク感を追求した十字形の独特なポテトは通常なら4つの角が2倍の8角になっていて要するにクリスピー感が2倍で革命的。

次に何を出してくるのか?退屈な日常に生活圏でそんなささやかな楽しみを与えてくれるミニストップは偉い。



こないだ大阪に泊めてもらった友人が東京に出張で来た。リクエストされたのが中華街の 聘珍樓(へいちんろう)。詳しくは知らないけど多分三大老舗って萬珍樓、重慶飯店、そしてここになるのかな。聘珍樓には行ったことがなかったから丁度良かった。広東名菜ということだけあって優しい味付けと選りすぐられた野菜の歯ごたえと香りが格別。土鍋のスープ、エビのXO醤炒め、鶏とガシューナッツ、海鮮焼そばを注文。全ての品目が2人ポーションからあるのが良く予算の割に色々注文できる。中華料理の豪快さという面は切り捨ててしまっているけどその分メイン、脇役を問わず素材の滋味が染み渡る日本流な味付けはホッとする。L.O.30分前に入り偶然連れて行かれた1階の奥のフロアは飛び抜けて豪奢なのでどうせいくならここのテーブルを指定するべき。

補足1
横浜に住んで良かったと思うのは町の中華料理のレベルが高いこと。東京で働きだして最初千葉に住んでたけどその差は歴然。横浜に移ってから家で中華を作ったことがない。

補足2
いつだったかにできた 「横浜大世界」。ここには絶対行ってはいけない。純粋にしょーもない。あのあたりを仕切ってるはずのチャイナ・マフィアが何であの建設計画をひねり潰さなかったのか残念で仕方がない。



アムステルダムで一泊することになり空港近くのホテルを取る。空港に直結しているシェラトンにしようと電話をすると一泊270ユーロ也。あり得ない。シェラトンってそんな格あったっけ?と不満を覚えながら分相応に75ユーロのNH Hotelに泊まることにした。

街に行くにはシャトルバスで一度空港に行ってから電車に乗り換えなくてはならず、さんざん悩んでホテルでゆっくりすることにする。ちょっと後悔しそうだったけど夕食でそんな心残りは吹き飛んだ。

泊まった NH HotelAmsterdamSchipool ここの1階のレストラン、"BrasserieBarvizon"はいい。ルームサービスのサンドウィッチじゃ心許なく海も近くなったし魚でもせめてグラスワインくらい飲みながらと思って入った。メニューを見ると季節の野菜スープ、野菜サラダ・ロワイヤル、アイルランド風フィレステーキ、ハーブの中のチキンなど結構匂わす品が並ぶ。かといって前菜で10、メインで20くらいと決して安くなく、この値段もホテルの下のレストランだから相当ピンハネしてるんだろうなと勘ぐりながらメインを一皿”揚げサーモンonリゾット"を頼む。テーブル担当になった韓国人のウェイターは愛想がいい。半年東京に留学していたらしく「日本人もここの味は気に入るよ」だとか「新潟の地震は大丈夫?」とか一人客に気を利かせて話相手になってくれる。久しぶりにパンは温かく、テーブルサービスで運ばれてきたペーストも持って帰りたいくらいにおいしくメインに期待する。運ばれてきたメインはテーブルの半分は占める大きな四角い白皿の上にリゾットの台があり、その上に肉厚でレア状態の軽く揚げた鮭が乗っている。さらにその上に洋ネギが寝かせてありなんとシソの天ぷらが。付け合わせは薄くスライスしたポテトを花の形に並べフライしたもの。スペイン料理の愛想の無さに慣れていたせいとビジネスホテルの下のレストランというバイアスもあったせいか本気で驚く。そして味は最高。鮭って揚げたらこんなにジューシーなんて知らなかった。リゾットと合わせるとクリームシチューのような懐かしい味になる。今更ながら前菜を頼まなかったのが悔やまれたのでデザートにトライ。一品一品説明してくれるわ一皿で5種類位の味が楽しめるわのスイーツ祭り。そしてどれもデジカメがないのが本当に残念なくらい凝っている。

アムスに行く時はまた必ず寄ろうと思う。
Brasserie Barvizon
NH Hotel Svhiphol Airport内
Kruisweg 495
2132NA Hoofddorp, Netherlands
Tel:+31-(0)20-655-0550



世界一美味いエビを食べた。

スペイン料理のインパクトのなさ加減にも慣れどうせ高い金を払うんならと好物のバーガーキングや中華商店で買ったカップラーメン、即席サンドイッチや果物で済ませている毎日、週末くらいはせめてレストランでワインでも飲みたかったのでシーフードレストラン、PORTOBELLOへ。店内は超満員。ウェイティング・バーでビールを注文するもバーテンがグラスを割り掃除に一点懸命で中々ビールが出てこない。カラカラになった喉を潤すこともなく20分後ようやくテーブルが開く。「だからスペインはイライラするんだよなあ」とブツブツ言いながら適当に注文してもらう。

-生カキ、生ハム
-ロブスターの素焼き
-イカ墨のパエーリャ
-Rice of House (ロブスターのおじや)

生カキ、生ハムはさして感動もない。(スペインが苦手ながらスペインの威信をもって代弁するなら”スペインの生ハムは世界一”です。これまで食べてきた生ハムが一体何だったのかと思わせるほど別物、でも僕はあの脂っこさが好きな方ではないからあまり重要ではない)。

次にやってきたのがロブスターの素焼き。一匹が六等分され皿にガツンと飾りもなく盛られている。そんなに期待もしていないから尻尾の方をもらう。ナイフとフォークでぎこちなく身と殻を離そうとするが中々剥がれない。皿から飛んでいっても不幸なのでフォークで突き刺し殻を手で押さえて引っ張り出す。この時よぎったのはフォークを刺したときの弾力、エビカニ系の繊維っぽさがなくその感触はまるで懐かしいナタデココ。口に運ぶとこれまでのエビという概念が音を立てて崩れていく。エビとは思えないブリッブリッの食感、噛むほどに染み出る甘い味と磯の香り。あまりに常識外れでこれ以上表現できないけどとにかく美味い。頭に詰まったエビミソも風味が超濃縮されていて絶品、これを身に乗せるとまた格別。エビに何をしてどう焼けばこんなんになるのか想像もできないが(唯一の推測はエビにアドレナリンでも注射しているのでないか)この店にこの一品だけを食べにくる価値はある。

パエーリャも他の店に比べれば距離を離すがニースの店の勝ち。ただRice of Houseはいわゆる”おじや”で日本人の心に更に訴える力がある。

ちなみにイセエビ(Langosta)一匹の値段は100ユーロ、食べた後に聞いて驚いたけど後悔はない。


PORTO BELLO
住所:Rosario Pino 18,28020 Madrid
電話:+34-91-579-1147
HP :www.restaurantesportobello.com




無性にタイ料理が食べたくなり、店を探す。タイ料理店をある程度網羅している ThaiSquareで調べてみて江ノ島まで行くことにした。これだけタイが日本でもポピュラーになっているのにタイ料理レストランってあまりバリエーションがない。屋台調食堂風か手作りアット・ホーム系かのどちらか。フレンチ、イタリアンはピンキリで、インド料理だってある程度高級店があるのにタイ料理はなぜかない。タイの屋台で食べる味もいいけどいわゆる宮廷料理と呼ばれるものは素材、調理方法、盛りつけのどれをとっても洋食勢に劣らないし、割とスノッブな雰囲気で食べる価値があると思うのに残念。

この江ノ島にある「ムアン・タイ」はウェブの写真やコメントでまだ市民権を得ていないタイ料理の状況を打破すべく頑張っている印象があったのでドライブがてら、といってもわざわざレンタカー借りてまで江ノ島に向かった。

出発したのが4時半で着いたのが8時過ぎ。たかだか30キロなのに何でそんなに時間がかかるのか?次のボーナスで思い切って車を買っちゃおうかなと魔が差すけどこの渋滞に巻き込まれる度にその気が失せる。

店の家具調度品はすべてタイで調達したというだけあって雰囲気がある。ただそれよりいいのが余裕のあるスペース。都内のタイ料理は横のテーブルに座ってる人とヒジをぶつけながら食べる苦しさがあるけど、さすがにここまで来るとそういうところでストレスを感じないのは人混みが大嫌いな自分にとっては嬉しい。

メニューは至ってスタンダード、しかも高い。どんな皿でも最低1500円から。この場に及んでケチってもしょうがないのでアラカルトで以下を注文。

スープ;トム・ヤム・クン、トム・カー・ガイ
サラダ:ヤムヌア(牛肉のサラダ)
炒め物:プー・パッポン・カリー、パッ・ルアム・ミット(野菜のオイスターソース炒め)
カレー:ケーン・カリー・ガイ(鶏肉のイエローカレー)
麺:米麺のヤキソバ

メニューがスタンダードだから驚きはなかったけど変な和カスタマイズもしておらずガッツリ唐辛子もふんだんでおいしい。ここは特に肉はいいものを使っているからシンプルな肉料理はちょっとタイにはないゴージャスな味が楽しめる。でもやっぱり値段は高いかなという印象。どうせ高めの設定なら他のタイ料理レストランにはおいていないメニューを増やすべきでそれなら遠方からやってきても黙って払えると思う。

タイ国料理 ムアン・タイ
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2−18−25
電話:0466-23-8556




平日の昼ご飯でたまに行くうどん屋。この夏は結構行った、冷やし麻々うどんを食べるために。

というかこの店で冷やし麻々うどん以外を食べたことがない。うどんのくせに高すぎるから。最近は立ち食いの讃岐うどん屋も結構あって300円で中々いけるうどんが食べれる。そんなご時世の中かけうどん900円、天ぷらうどん1800円と足許を見るような価格設定。典型的な「東京の嫌な店」と察し、初めて入った時はメニューを見て帰ろうと思ったほどだけど「どんなうどんを食わせるんだ?」と意地になり冷やし麻々うどんを注文した次第。

これが超シンプルで冷やしたうどんのうえにトマト、キュウリ、ミョウガ、茹で鶏が具としてのっていて、それにゴマダレに多分?豆板醤を溶いたものをかけて食べる。これがうまい。暑い時に冷やし中華の酸味もいいけど、このうどんの冷たい辛みがハマる。しゃぶしゃぶでもゴマダレって二口、三口で飽きるけどそこにスパイスを効かしたのはナイス・アイデア。うどんもしっかりコシがあって、うどんだけ口の中に残っても噛む程に甘くておいしい。

今のところここしか知らないから払うけどこれで1000円っていうのはやっぱり気に食わない。多分ゴマダレも豆板醤以外に何か入ってるっぽいんだけど聞いたら教えてくれなかった。一週間に一回食べにくる若いサラリーマンにそれくらい教えてくれたってよくない?そういうところがセコい。それでもまだ暑いうちはここの冷やし麻々うどんを食べに行く

うどん小石川
住所:港区芝3-34-2 芝パークタワー2F
電話:03-5442-3917




会社から近く、場所がら値段設定も手頃なのでたまに行く鮨屋。

10人ほどが座れるカウンターと4人掛けのテーブルが一つだけ、小さいけど清潔で明るくちょっとだけ高級感がある店構え。出前もやっているためカウンターの中は板前で溢れているが、基本的に客一組につき板前が1人という割り当てになっていて接客がいい。

鮨もおいしいがレパートリー豊富なつまみがこの店のメイン。作りおきの品はなく全てカウンターでさばきドンドン出してくる。鮨屋のつまみだけに芸も細かいし、器もこだわってるとのこと。かといって創作料理のようなよく分からん味ではなくアン肝、エンガワとか王道の食材をシンプルに調理したもの。その日に仕入れた新鮮な魚介から優先的に出てくるから毎回同じものが出てくることがほとんどないし、財布の都合も考慮してくれる。

鮨に行くまでに腹がふくれる、でも酒飲みにはつまみの方が絶対に価値はある。鮨は飲んだ後に5、6カン、まだその日に口にしなかったネタを握ってもらうだけ。シャリの小さな江戸前が〆には丁度いいと思う。

結構食べて飲んで1人1万円未満。同じものを銀座で食べれば1.5倍は超えると思う。品川からタクシーで800円だから新幹線に乗って帰る人にもナイスな立地。

すし たかはし
住所:港区高輪1−21−3千葉ビル1F
電話:03-3446-0488


焼肉屋はたくさんあるけど個人的な”こうあるべき焼肉像”は2,3ヶ月に一度給料もらったその週なら行けそうな高級店か、今日は焼肉がいいなと思った時に居酒屋感覚で行けるような韓国人経営の煙をバンバン出す少し小汚めな店。社会人になって東京に移りまず高級店という選択肢はなくなった。東京の焼肉は高すぎる。多分高級店の中でも中ランクぐらいには入るんだろう叙○園とか、味と値段の関係がよく分からない。ちょっと高めの居酒屋といった雰囲気なのに何であんな高いんだろう。他にもいくつか連れてってもらったりしたけどあの東京スタイルというか大皿にチョコンとのった肉の切れ端を見るだけで食欲が萎える。

多分納得の高級店もあると思うけど今のとこ知らないから主にオムニ的な焼肉屋に行くことが俄然多くなった。今日行ったのは家からタクシーで2000円圏内の北京。ソウルでもプサンでもなく北京。最初に連れて行ってもらった時は度肝を抜かれたが、今まで見たこともないここだけのスタイル。焼き方は無煙でもなく炭火でもなく昔ながらのロースター、だから店の中は煙たい。肉の注文は一回だけで追加受付ず、もちろん網なんて交換してもらえない。メニューは壁に書いてある12種類程度だけ。特にモツ系を頼まなければ自然とタン、カルビ、ロースになるけど必ず上で!どれも一人前1400円なのでケチってもしょうがない。それぞれ塩かタレがあるけど網交換不可なので塩メイン、最後の一皿をタレにするのがベスト。肉の注文を終えたらキャベツを人数分、山盛りのキャベツが運ばれてくるのでそれに特製ソースをタップリかけて上から皿または箸でペチャンコに潰す、これが肉の合間に摂れる唯一の野菜。そうこうしている内にテーブルに肉がドンドン並べられるがどれもどれも分厚くそして皿からハミ出るくらいバカデカイ。普通のスライスの倍以上はあり、だからといって大味でもなくどれもジューシー。デカイと言えばレバ刺しも一皿で3人前はありそうなサイズ、だけどこれも臭さが全くなく、塩でガンガンいける。

店内に来店した格闘家の写真がズラリと壁に並ぶのは納得。余った肉は持ち帰りできるけど注文の目安はいつも半分で。今日は二人で行ってタン、カルビ、ロース、レバ刺しそれぞれ一人前ずつ、ギリギリ完食できるボリュームです。それにこれだけ肉で腹一杯にしてくれるのに一人3000円を超えたことがない。コストパフォーマンスも文句なし。獣のように肉に飢えた時にお勧めの焼肉屋です。


焼肉 北京
住所:川崎市中原区上平間1700−36
良く分かるサイト:おい、俺は北京の焼き肉が食いてえんだ!!



ローマは観光で成り立っているような街なのでレストランは立ち食い、大衆食堂から高級なものまでバリエーションは広い。よほど観光客相手と見切ったレストランでなければパスタ、ピザは外さないし日本のイタリアンに比べれば断然安く食べられる。あまり高級店は行かないので大衆食堂かそのちょっと上あたりが自分の行く店のレンジになる。基本的にパスタ、トマトが好きでスパゲッティ・アマトリチャーナ(Spaghetti Amatiriciana: 豚の頬肉とトマトのスパゲティ)なら毎日食べれるほど飽きないが、やはり日本人にとってイタリア料理が大味であることは否めない。味も大胆だが材料のカットも大胆でたまには繊細な料理が食べたくなる。かといって高級店で肩肘張ってコースという柄でもないから行く店に迷う。そんないつもの雰囲気でもう少し繊細なものを食べたいという要求に応えてくれるのが IL BACARO。

場所はパンテオン(Pantheon)の少し北側、細長い石畳の路地を抜けたところからいくつかのレストランがテラスを張った小さな広場に出るが、そこで諦めずもう一本路地を進むとツタが日除けになった小さな店がある。

この店に行った理由はローマでおいしいカラスミのパスタを出す店と聞いたから。多分シシリー出身だからと思うけどオーナーも陽気でメニューは分かるまで説明してくれる。今日食べたのは、鴨と桃のカルパッチョ、カラスミのラザニア、そしてクランベリーケーキ。この店で何を注文してもハズレはない。定期的に一新されるメニュー、イタリア人の仕事とは思えないほどの細かさ、フランス料理のようにソースにこだわるというより目に見える材料の組み合わせで味と食感を追求している様子。鴨と桃の前菜はワインが進む。表面がバリバリ、中はトロリ、野菜とカラスミがたっぷりのラザニアは結構な量があったものの完食。(実はラザニアは食わず嫌いだったけどスパゲティがないと言われて賭けに出て成功)、デザートは全てチャレンジしたいくらい絶品。

数ヶ月はローマにいるが「こんなレストランがあったのか」と思わせるほどのレベル。もちろん金を出せばそれほどのものを出すのは当たり前なわけで、いつもの予算に少し乗せるだけで気楽な雰囲気でいいものを出すという希少なレストラン。ちなみにワインリストは20ページくらいあるので迷う必要がない、「カラスミにあう20ユーロくらいのください」でベストな一本を持ってきてくれるから。

IL BACARO
Via deghi spagnoli,27
Tel:+39-(0)6-686-4410
日曜休み



モナコ旅行の途中でブラっと入ったレストラン。外装、内装共にベタなシーフード専門店。前のテラスには新鮮な魚介類が氷の山に大量に盛られ、鮮度自信ありな態度。ちょこっと牡蠣とワインを愉しむならテラス席でもいいけど、ガッツリいくなら派手な内装の店内席がお勧め。テーマ系の内装は外すと救いようがないくらいチープになるが、中世の航海船をモチーフにした店内は、銀食器、ステンドグラス、凝ったランプや水槽に囲まれ海賊になったような気分で食事ができます。

入って気付いたが”魚介類は鮮度が命”の素材自体にあまり手を加えない高級店なので何を注文してもおいしいと思うが、絶対に外せないのが\"Plateau de fruits de mer et de crustaces\"(カキ、ムール貝、サザエ、よく分からん貝、甘エビ、手長エビ、ロブスター、よく分からんエビ、よく分からんカニの2段プレート盛)、\"Paella aux fruits de mer\"(魚介のパエリヤ)。プレート盛はどうせなら一番か二番目にデカイやつを頼むべき。食べても食べてもまだあるという状態がいい。特にエビ、カニはミソをかき出すツールもついてくるので食べやすい。どこのテーブルもこれを食べる時は夢中になり会話が止まるくらいおいしい。パエリヤは結構フランスのシーフードレストランで定番になっているがここのはなにしろデカい。1人前40ユーロで2人前からと言われて融通が利かない店だと思ったが、出てきたパエリヤを見て納得。フライパンがデカイこともあるが、たくさん魚介を入れないと満足のいく味にならないらしい。味は相当濃いが潮の風味なので中々飽きない。エキスがたっぷりしみ込んだライスが日本人には嬉しい。

ドリンクが高いのが癪に触るがシャンパン、ビール、プレート盛、パエリヤ、ロブスターの丸ごとパスタ、カフェで1人70ユーロ。余裕があるならキンキンに冷えた辛口の白ワインを頼んで+20ユーロくらいか。

BOCCACCIO
住所:7, rue Massena Zone Pietonne, 06000 Nice
電話:+33(フランス国番号)-(0)4-9387-7146
www.boccaccio-nice.com








ワインはよく飲むが忘れる。名前も味も、、、
格好をつけるつもりはないけどレストランへ行って白か赤か、甘口か辛口か、軽いか重いかだけの基準では結構苦しい。おいしいワインは山ほどあるかもしれないけれど失敗を恐れていつも無難なチョイスにならざるを得ない。どうせイタリアにいてコーラより安くワインが飲めるんだから記録を取ることにしよう。

日本人にとってワインの名前が覚えにくいのはその命名のルールと格付けがあまり広く知られていないからだと思う。キャンティといってもキャンティで10は軽く種類があるしレストランで”ボルドー”なんて言ったところで一番高いやつをもってこられてカモられるのも関の山。まずは大体の種類とラベルのルールを押さえることにしよう。ネットで探してみると日本のブルゴーニュ”山梨県”がいい仕事をしてます。(http://yamanashi.visitors-net.ne.jp/~wine)

要するに品質順に並べるとDOCG, DOC, I.G.T, V.d.T(イタリアの場合)、後は銘柄、ワイナリーか、、、ちょっと情報が足りんような気がするが。なぜなら今日買ったスパークリングのワインのラベルにはここで記されているようなことは何一つなく、生産地さえ書いてない。と思ったが確かスーパーの棚にある札にはDOCとか記号っぽい表記があったような覚えが。次回以降ちゃんと見るとしてまずは一本目。

GANCIA BRUT Castello Gancia VINO SPUMANTE BRUT

GANCIA (ワイナリーが付けるワインの名前)
BRUT (上記銘柄の中の種類、残念ながら形容詞と思われるBrutの意味が分からん)
Castello Gancia (ワイナリー)
VINO SPUMANTE BRUT (ワインの種類、Brutなスパークリングワインってとこか)

評価 ★★☆☆☆ 
星の基準は自分が今度また買うつもりがあるかないかの超主観的尺度。シャンパンと思って買ったが泡が少ない、微細で多量の泡がシャンパンの飲み応えと酸味を上品な味にしていると思われるがこのワインにそれはなかった。すぐに発泡が消えるから抜けた後は香りの少ない薄い白ワインになってしまう。値段も5ユーロだし、乾杯限定のスパーリングといったとこか。ちなみに似たような名前でGANCIA ASTIというのがありこれは甘口で白もスパークリングもDOCGに認定されている。(フランスとの境ビエモンテ州)。

参考情報
イタリアスパークリングワインについていいコラムがありました。まとめるとイタリアにおけるシャンパンの生い立ちは1860年、Camillo Gancia(カミッロ・ガンチャ)さんによるモスカート種を使っての甘口スパークリング\"ASTI\"。その後シャルドネ種やピノ種を使った辛口のものも造られるようになり各地に広がる。(今日のGANCIAもこれの一種か?)ただしスパークリングを作る方法は2つあり、1本1本瓶内で泡を造るシャンパーニュ方式に対して、一括泡大量生産方式をシャルマー方式という。もちろん前者の方が高級なわけで、作り手としてもマスプロな後者とは差別化したくシャンパーニュ方式のボトルには写真のラベルが貼られる。それぞれDOCGに認められているものはロンバルディア州のフランチャコルタ(シャンパーニュ方式)と、上記ピエンモンテ州のブラケット・ダックイ、アスティ・スプマンテ(シャルマー)。

おさらい
GanciaはGanciaでもASTIなら箔があり、Brutはなんちゃってスパークリング。でも僕は甘口なら要らない。

こういう感じでワイン一本一本の辿ってきた道をラベルだけで追いかけるのがまんざらでもないと思う。時間と金があれば、、、




会社で雀の涙ほどの報奨金をもらったので上司とかと飲みにいくことになった。ブッシュが行ったことがあるという話をどこからか耳にしたイタリア人の顧客が前に行きたいといって結局行けなかった麻布の権八に行くことにした。電話で予約しようとしたけど既に予約分の席はいっぱいだったが7時前に入れば15分くらいの待ちで済むとのことだったので7時前にいってみた。入り口の接客に呆れてすぐに引き返した。基本的に予約の入っていない客は後回しというのは分かる。ただ予約がないと伝えた瞬間にシカトかますのはいかがなものか。

店員「予約は」
僕 「ありません」
店員「あっ」(他の客が来て)
僕 「あの、4人なんですけど」
店員「いらっしゃいませ、ご予約は?」(他の客に向かって)
店員「ご案内します」(他の客に向かって)
僕 「4人ですけど」
店員「いらっしゃいませ」
僕 「おい、4人だけど」
店員 奥に消えてゆく
僕 「人の話聞いてるのか、4人なんだけど」
店員「いっぱいですね、40分待ちくらいっすね」 
店員「いらっしゃいませ」(こっちの意向を聞くまでもなく)

学生のバイトかなんかだろう。ただ客に対して目を見て接客もできないらしい。たかが居酒屋の接客につべこべ注文をつける気はないがもうこの店に行くことは2度とないだろう。




焼き鳥屋の腕と味はネギマで決まる。
これが焼き鳥屋を選ぶ際の唯一の信条です。そのこころは、

一、 材料  鶏、ネギ、塩 単純にいい素材だけではなくどう組み合わせるか
二、 焼き方 鶏とネギ、火の通りが全く異なるものをいかにベストに焼くか

単純に酒を選ばないこの串が好きという理由もあるけどやっぱり一番手が抜けないこの一本に対するまなざしを絶対基準にします。
昨日行ったのは銀座8丁目の鳥長(とりちょう)、唯一持っているグルメ本、東京レストランガイド(アスキームック)は家に忘れたのでそのサイトを頼りにここを選びました。批評はこのサイトに色々載っているので細かいことは言いませんが一言で言えば「普通においしい、値段は銀座」。メニュー、値札はありません。とりあえずビールを頼むと、つくねに始まり、正肉、しいたけ、せせり、キモ、ハツ、手羽、アスパラと食べるスピードに合わせてどんどん出てきます。常連はアラカルトっぽいが。つくねは軟骨が入っていてコリコリとした食感がいい、手羽は小振りなもののジューシー、野菜もていねいな仕込み。ただネギマが、、、普通。ネギがしっかり焦げてました。ストップをかけるとご飯要りますか?と、鶏スープご飯orご飯/スープ/お新香セットの二択があります。鶏スープご飯を選んだけど多分バラがお勧めです。甘めの鶏ガラスープはあれだけでいくのが一番おいしそう。ごはんの甘みとわさびが混ざると勿体ない気がしました。普通に飲んで串10本とご飯で一人7000円也。「銀座だからね」、で締められるのでしょう。